モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
俺はゆっくりと瞼を持ち上げると、白いカーテンがゆらゆらと揺れているのを眺めた


「あれ?」と、俺は首を傾げる


「あ、起きた」


俺の視界の中に、南センパイの顔がにょきっとあらわれた


「保健室?」


「ん。北城君、廊下で倒れちゃうから…。軽い脳震盪だって言ってた」


「ああ、親父に殴られたからだ」


「心配したよ、もう…」


センパイがベッドに顔を伏せた


「それ、こっちのセリフだよ。センパイ、いきなり俺の前に飛び出してくるんだもん。めちゃ焦ったよ」


「つい…条件反射っていうか」


「は?」


「ほら、あたしの父親が最低だって前に…」


「ああ…あれね。だからって、俺、男だよ」

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