モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
「俺、賭け…降りるわ」


いつものクラブで、俺がぼそっと口にした


女と戯れている秋とハルがぱっと顔をあげると、「え?」と聞き返してきた


「だから、賭け…やめる」


「やっぱり」とハルがわかりきった顔をして、女から離れるとにっこりと笑った


「『やっぱり』?」


俺は、ハルの言葉に首を傾げた


「葵の態度を見ていればわかる。お前、センパイの気を引こうと必死になりすぎ!」


ハルがニヤリと笑って、ビールを飲んだ


「俺、そんなに必死になってた?」


「人前で告白して、プレゼント渡して。正門でキス…。今までの葵じゃ、考えられない」


「確かに」と、秋が相槌を打ってきた


「そっか…。そうだな」


俺はハルの指摘に、苦笑した


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