モテ男と勤勉オンナの【秘】ラブ・ゲーム
「重症だな」とハルがにやっと意味ありげに笑う


「いいんじゃね? 葵のそういう姿、見てて面白い」


秋が「がんばれよ」と俺の肩を叩いた


何でもかんでも前向きな秋に、いつでも冷静なハル


俺はこいつらがいたから、ここまでこれたって気がしてる


すごく感謝してる


馬鹿ばっかやってけど、ちゃんと感謝してんだぜ


「じゃ、俺…今夜は帰るわ」


「気をつけて帰れよ」


「ああ、もち。歩いて5分のとこにアパートがあんだぜ。帰れるつうの」


俺は秋とハルに手を振ると、行き付けのクラブを後にした


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