地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
胸元と腰に腕を回され、後ろから抱きしめられる。
「なぁ。ピンキーで悪いな」
「えっ?」
あたし、すっごく嬉しいのに……どうして謝るの?
「杏……左手出して」
「う、うん……?」
わけのわからないまま……素直に、左手を出した。
陸の左手と絡められる。
すると……陸が右手の人差し指でトントンとあたしの左手薬指を叩いた。
「……ここにはさ、本物しかつけさせたくねぇんだ」
「……えっ?」
「俺が一人前になるまで、ここはお預けな?」
「り……く……?」
左手の薬指……それって……。
ねぇ……期待してもいい?
「わかったか?」
「うん……っ」
顔を覗き込まれ、嬉しくて嬉しくて……胸がいっぱいになり……満面の笑顔でお礼を言う。
「りー……大好きっ……」
この嬉しい気持ちを伝えたくて、後ろを振り返って抱き着いた。
「なぁ。ピンキーで悪いな」
「えっ?」
あたし、すっごく嬉しいのに……どうして謝るの?
「杏……左手出して」
「う、うん……?」
わけのわからないまま……素直に、左手を出した。
陸の左手と絡められる。
すると……陸が右手の人差し指でトントンとあたしの左手薬指を叩いた。
「……ここにはさ、本物しかつけさせたくねぇんだ」
「……えっ?」
「俺が一人前になるまで、ここはお預けな?」
「り……く……?」
左手の薬指……それって……。
ねぇ……期待してもいい?
「わかったか?」
「うん……っ」
顔を覗き込まれ、嬉しくて嬉しくて……胸がいっぱいになり……満面の笑顔でお礼を言う。
「りー……大好きっ……」
この嬉しい気持ちを伝えたくて、後ろを振り返って抱き着いた。