地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
すぐにイタズラだと思った。
放って置けば、そのうち鳴り止むだろうと。
しかし。
♪〜〜♪〜〜♪〜〜
「……長いな」
着信は、1分過ぎても鳴り止まない。
……誰かな。
ディスプレイに出てる番号は、まったく知らない。
登録し忘れた人からかなぁ〜?
2分近く鳴り続けてる携帯の通話ボタンに指を置く。
ええぃっ!! 出ちゃえっ!!
プチっとボタンを押した。
おそるおそる耳に携帯をあてる。
「も、もしもし……?」
電話の向こうから聞こえて来るであろう相手の声を待った。
だが。
聞こえて来たのは……。
「杏樹〜〜〜〜〜!!!!」
「へっ? ゆ、柚莉!?」
意外にも、さっき出かけた幼なじみ。
怒っているような、泣いているような……複雑な声だった。
放って置けば、そのうち鳴り止むだろうと。
しかし。
♪〜〜♪〜〜♪〜〜
「……長いな」
着信は、1分過ぎても鳴り止まない。
……誰かな。
ディスプレイに出てる番号は、まったく知らない。
登録し忘れた人からかなぁ〜?
2分近く鳴り続けてる携帯の通話ボタンに指を置く。
ええぃっ!! 出ちゃえっ!!
プチっとボタンを押した。
おそるおそる耳に携帯をあてる。
「も、もしもし……?」
電話の向こうから聞こえて来るであろう相手の声を待った。
だが。
聞こえて来たのは……。
「杏樹〜〜〜〜〜!!!!」
「へっ? ゆ、柚莉!?」
意外にも、さっき出かけた幼なじみ。
怒っているような、泣いているような……複雑な声だった。