地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
お弁当……おいしくなかったかな。
陸のキライな野菜類も、ちょっと工夫してみたんだけど。
「……杏……」
「なぁに?」
ボーッとお弁当を見つめていた陸が、顔を上げる。
あ……。
これ……ヤバイかも。
表情を見た瞬間、いつもと違うことがわかった。
体調が悪そうだ。
「ひざ枕してくれ……」
か細い声が聞こえる。
陸が“お願い”して来た!
いつもは……「ひざ枕!」って命令したりとか、勝手に寝転んで来たりするのに。
「いいよ。おいで?」
食べ切れなかったお弁当を片付けて、ポンポンと自分の太ももを叩く。
すぐにゴロンと横になるかと思ってたら……ギューっと胸に顔をうずめて抱きしめられた。
陸のキライな野菜類も、ちょっと工夫してみたんだけど。
「……杏……」
「なぁに?」
ボーッとお弁当を見つめていた陸が、顔を上げる。
あ……。
これ……ヤバイかも。
表情を見た瞬間、いつもと違うことがわかった。
体調が悪そうだ。
「ひざ枕してくれ……」
か細い声が聞こえる。
陸が“お願い”して来た!
いつもは……「ひざ枕!」って命令したりとか、勝手に寝転んで来たりするのに。
「いいよ。おいで?」
食べ切れなかったお弁当を片付けて、ポンポンと自分の太ももを叩く。
すぐにゴロンと横になるかと思ってたら……ギューっと胸に顔をうずめて抱きしめられた。