地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
いやいや……まいちゃん。
「ラブラブ視線送りすぎだよぅ……そんなに好きなの!?」
違います……断じて。
「アハハ……」
苦笑いしか出来ない。
先週カミングアウトしたまいちゃん達とは、席も一緒に座り始めた。
あたし、零ちゃん。
上の席に、まいちゃんと里子ちゃん。
女の子4人で教室後方にいる。
多少おしゃべりしてても、周りには聞こえないんだ。
「まい、杏樹ちゃんをからかわないの」
乾いた笑いしか出来ないあたしに、里子ちゃんが助け舟を出してくれた。
陸を見てるのは、体調が悪いから。
いつ、ぶっ倒れるか……わからないし……。
心配してるこっちの気持ちも考えてよ……。
その時───……。
──ガンッ!
へっ!?
陸のいる方から、何かが落ちる音が聞こえた。
「ラブラブ視線送りすぎだよぅ……そんなに好きなの!?」
違います……断じて。
「アハハ……」
苦笑いしか出来ない。
先週カミングアウトしたまいちゃん達とは、席も一緒に座り始めた。
あたし、零ちゃん。
上の席に、まいちゃんと里子ちゃん。
女の子4人で教室後方にいる。
多少おしゃべりしてても、周りには聞こえないんだ。
「まい、杏樹ちゃんをからかわないの」
乾いた笑いしか出来ないあたしに、里子ちゃんが助け舟を出してくれた。
陸を見てるのは、体調が悪いから。
いつ、ぶっ倒れるか……わからないし……。
心配してるこっちの気持ちも考えてよ……。
その時───……。
──ガンッ!
へっ!?
陸のいる方から、何かが落ちる音が聞こえた。