地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
陸くん陸くんって……陸は、皆さんのモノじゃないんだけど。
「それに、なんであなた陸様のことを呼び捨てなのよ!?私だって、呼んだことがないのに!ファンなら、クラブ会長の私の言うことを聞きなさい!!」
……。
あなたが大学バージョンのファンクラブ会長なんだ。
リカとは別の他の女の子が、ふんぞり返って言う。
なんで呼び捨てかって言われても……高1から名前で呼んでるし……。
だいたい……最初に陸が呼べって命令したんだもんなぁ。
それに、あたし……陸ファンじゃない。
「陸様の彼女でもないくせに、調子乗るんじゃないわよ!」
……ちょっとカチンと来た。
それは、こっちのセリフだってば!
「……彼女です。それなら、文句ありませんよね?」
そう一気に、淡々と告げた。
「「「「「えっ?」」」」」
「体調悪いんで、連れて帰ります。陸、行くよ?」
教室にいた女の子全員が、ピシッと音を立てて固まる中──。
陸の手を引いて、その場を後にした。
チラッと振り返ったら……零ちゃん達だけが、ニッコリ笑ってピースサインをしてくれてたんだ。
ちょっと嬉しかった。
「それに、なんであなた陸様のことを呼び捨てなのよ!?私だって、呼んだことがないのに!ファンなら、クラブ会長の私の言うことを聞きなさい!!」
……。
あなたが大学バージョンのファンクラブ会長なんだ。
リカとは別の他の女の子が、ふんぞり返って言う。
なんで呼び捨てかって言われても……高1から名前で呼んでるし……。
だいたい……最初に陸が呼べって命令したんだもんなぁ。
それに、あたし……陸ファンじゃない。
「陸様の彼女でもないくせに、調子乗るんじゃないわよ!」
……ちょっとカチンと来た。
それは、こっちのセリフだってば!
「……彼女です。それなら、文句ありませんよね?」
そう一気に、淡々と告げた。
「「「「「えっ?」」」」」
「体調悪いんで、連れて帰ります。陸、行くよ?」
教室にいた女の子全員が、ピシッと音を立てて固まる中──。
陸の手を引いて、その場を後にした。
チラッと振り返ったら……零ちゃん達だけが、ニッコリ笑ってピースサインをしてくれてたんだ。
ちょっと嬉しかった。