地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
なんか、やっぱり東雲出身なんだということを痛感する。
零ちゃんは、あたしの真向かいに座ってるんだけど……会長とふたり見比べても、同い年かと疑いたい。
……大人っぽいよねぇ。
だけど、“大人っぽい”と言えば……隣に座ってるコイツも……。
「話が広まるのは早かったな」
片手で頬杖をついて、コーヒーを口に運んでるのは、陸。
「そりゃあ……学生がたくさんいる教室で、キスしてるのを見せ付けられたら……ねぇ?」
「……まったく、陸、場所を考えろよ」
ニヤニヤ笑う零ちゃんと、呆れたというような表情を見せる会長。
「別に良いだろ?周りに知らせるには、あれが1番手っ取り早かった」
呑気に、欠伸をするバカ殿様・陸。
アンタ……そんな簡単な気持ちで、キスしたんですか!?
零ちゃんは、あたしの真向かいに座ってるんだけど……会長とふたり見比べても、同い年かと疑いたい。
……大人っぽいよねぇ。
だけど、“大人っぽい”と言えば……隣に座ってるコイツも……。
「話が広まるのは早かったな」
片手で頬杖をついて、コーヒーを口に運んでるのは、陸。
「そりゃあ……学生がたくさんいる教室で、キスしてるのを見せ付けられたら……ねぇ?」
「……まったく、陸、場所を考えろよ」
ニヤニヤ笑う零ちゃんと、呆れたというような表情を見せる会長。
「別に良いだろ?周りに知らせるには、あれが1番手っ取り早かった」
呑気に、欠伸をするバカ殿様・陸。
アンタ……そんな簡単な気持ちで、キスしたんですか!?