地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
あたしも驚いたんだけど、隣にいる万里さんもカチンコチンに固まってる。
「あ、杏ちゃん?お客様と知り合いなの!?」
知り合いっていうか……ねぇ?
問い掛けられて、答えに一瞬詰まった。
ひとまず、持って来た料理をテーブルに並べる。
だけど、次の瞬間───。
──グイッ
「ひゃあッ!?」
──ポスッ!
後ろから抱き寄せられて、バランスを崩し……ヤツの腕の中に収まった。
なんで、わかったのかというと、さっき大学内で隣にいた香りだから。
「杏がお世話になっています」
陸は、さらにあたしを抱きしめると、ニコッと笑って万里さんに挨拶する。
「はわわゎ……そ、そんなことないです!」
一応超イケメンの陸に微笑みかけられて、真っ赤になる彼女。
年下のヤツに、敬語使う時点で、相当テンパってるな。
「あ、杏ちゃん!か、彼氏って……こ、この人なの!?」
少し落ち着いた頃……ハッとしたように、抱きしめているヤツとの関係を聞かれた。
「あ、杏ちゃん?お客様と知り合いなの!?」
知り合いっていうか……ねぇ?
問い掛けられて、答えに一瞬詰まった。
ひとまず、持って来た料理をテーブルに並べる。
だけど、次の瞬間───。
──グイッ
「ひゃあッ!?」
──ポスッ!
後ろから抱き寄せられて、バランスを崩し……ヤツの腕の中に収まった。
なんで、わかったのかというと、さっき大学内で隣にいた香りだから。
「杏がお世話になっています」
陸は、さらにあたしを抱きしめると、ニコッと笑って万里さんに挨拶する。
「はわわゎ……そ、そんなことないです!」
一応超イケメンの陸に微笑みかけられて、真っ赤になる彼女。
年下のヤツに、敬語使う時点で、相当テンパってるな。
「あ、杏ちゃん!か、彼氏って……こ、この人なの!?」
少し落ち着いた頃……ハッとしたように、抱きしめているヤツとの関係を聞かれた。