地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
ゆっくりとショップの中をまわる。
ブレスレット、ネックレス、アンクレット、ピアス、リング……。
様々なアクセサリーが売られているけど、あたしが今身につけているモノと同じモノはない。
「オーダーだから当たり前か……」
陸がデザインして、作ってもらったんだから売ってあるわけない。
自分の右手小指にはめられたピンキーリングを見つめた。
赤いオパールが、静かに主張している。
やっぱりカワイイよね。
フフッと口元が緩んだ。
……あ、バカッ。なに悪魔のことを考えているの!
あたしは、ヤツに怒っているんだから!!
う゛〜〜……。
「……早く謝りに来てよ」
そうポツリと呟いた瞬間───。
「ねぇ、ひとりで買い物?」
「え……」
隣から、男の子の声で話し掛けられた。
ブレスレット、ネックレス、アンクレット、ピアス、リング……。
様々なアクセサリーが売られているけど、あたしが今身につけているモノと同じモノはない。
「オーダーだから当たり前か……」
陸がデザインして、作ってもらったんだから売ってあるわけない。
自分の右手小指にはめられたピンキーリングを見つめた。
赤いオパールが、静かに主張している。
やっぱりカワイイよね。
フフッと口元が緩んだ。
……あ、バカッ。なに悪魔のことを考えているの!
あたしは、ヤツに怒っているんだから!!
う゛〜〜……。
「……早く謝りに来てよ」
そうポツリと呟いた瞬間───。
「ねぇ、ひとりで買い物?」
「え……」
隣から、男の子の声で話し掛けられた。