地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
杏はショップの奥へと進んで行き、俺から少し離れる。
ちょうど、商品が並べられた棚で彼女の姿が見えなくなった瞬間。
「すいません」
レジにいた店員に声をかけた。
「はい」
営業用の笑顔を浮かべて、俺のところへやってくる。
「……ちょっと確認したいんですが……」
ニコッと微笑んで、店員に話し掛けた。
──────────────
───────────
────────
「ありがとうございました〜」
15分後───。
再び杏と手を繋いでショップを出る。
彼女の右手には、繭にと買ったいくつかのぬいぐるみが入った紙袋が握られていた。
「袋、持とうか?」
「ううん、軽いから平気」
フルフルと顔を横に振って……笑顔で返され、「そっか」と微笑み返す。
雑貨屋にて、杏の不機嫌さは直ったようだ。
彼女は……キュッと俺の手を握り、ニコニコと笑う。
そんな杏を見て少し微笑むと、また歩き出した。
ちょうど、商品が並べられた棚で彼女の姿が見えなくなった瞬間。
「すいません」
レジにいた店員に声をかけた。
「はい」
営業用の笑顔を浮かべて、俺のところへやってくる。
「……ちょっと確認したいんですが……」
ニコッと微笑んで、店員に話し掛けた。
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「ありがとうございました〜」
15分後───。
再び杏と手を繋いでショップを出る。
彼女の右手には、繭にと買ったいくつかのぬいぐるみが入った紙袋が握られていた。
「袋、持とうか?」
「ううん、軽いから平気」
フルフルと顔を横に振って……笑顔で返され、「そっか」と微笑み返す。
雑貨屋にて、杏の不機嫌さは直ったようだ。
彼女は……キュッと俺の手を握り、ニコニコと笑う。
そんな杏を見て少し微笑むと、また歩き出した。