地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
数時間前───。
杏との買い物中に寄った雑貨屋で見つけた。
“閻魔大王の巨大なぬいぐるみ”。
杏に、繭への土産を選ばせていた間に、購入した。
さすがに、そのまま持って帰ることは出来なかったので……。
運送会社に宅配を依頼した。
夕飯が終わってから届くように、少し遅めの時間帯を指定して。
「ねぇ……本当にもらってもいいの?」
ぬいぐるみを抱きしめたまま、彼女が問い掛けてくる。
んなこと気にしてんのか。
「いいに決まってるんだろ」
グシャグシャと杏の頭を撫でた。
嬉しそうに微笑み返す彼女を見て、やっぱり買ってよかったと思う。
……こういう顔を見ると、何となく惚れた女に貢ぐ男の気持ちがわかるな。
この笑顔をまた見たいと、思ってしまうから……。
杏との買い物中に寄った雑貨屋で見つけた。
“閻魔大王の巨大なぬいぐるみ”。
杏に、繭への土産を選ばせていた間に、購入した。
さすがに、そのまま持って帰ることは出来なかったので……。
運送会社に宅配を依頼した。
夕飯が終わってから届くように、少し遅めの時間帯を指定して。
「ねぇ……本当にもらってもいいの?」
ぬいぐるみを抱きしめたまま、彼女が問い掛けてくる。
んなこと気にしてんのか。
「いいに決まってるんだろ」
グシャグシャと杏の頭を撫でた。
嬉しそうに微笑み返す彼女を見て、やっぱり買ってよかったと思う。
……こういう顔を見ると、何となく惚れた女に貢ぐ男の気持ちがわかるな。
この笑顔をまた見たいと、思ってしまうから……。