地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
†奇妙な晩餐会
梅雨の季節も、本格的になりだした7月初旬───。
陸があたしの家に泊まってから、2週間が過ぎていた。
えー……ただ今困ってます。
非常に困ってます。
その原因は、目の前にいる不機嫌モード全開な彼氏と八岐大蛇(やまたのおろち)。
どちらも腕を組んで、眉間にシワを寄せてる。
怖くて……近寄りがたいオーラを出してた。
「……もう仕方ないじゃん。今日は、あの人も一緒に食べよ?」
恐る恐る……そう言ってみたんだけど。
「「はァァ!?」」
ヒィッ……!
不機嫌モードMAXになった閻魔大王と八岐大蛇に上から睨み付けられ……体が跳びはねる。
思わず……5歩彼らから後退した。
「ぜってぇ〜ヤダ。なんでアイツも来るんだよ!マジふざけんな……」
「……陸に激しく同感」
……そんなこと言ったって、もうムリなんだけど。
怒りの収まらない大妖怪ふたりに、あたしは重いため息をついた。
陸があたしの家に泊まってから、2週間が過ぎていた。
えー……ただ今困ってます。
非常に困ってます。
その原因は、目の前にいる不機嫌モード全開な彼氏と八岐大蛇(やまたのおろち)。
どちらも腕を組んで、眉間にシワを寄せてる。
怖くて……近寄りがたいオーラを出してた。
「……もう仕方ないじゃん。今日は、あの人も一緒に食べよ?」
恐る恐る……そう言ってみたんだけど。
「「はァァ!?」」
ヒィッ……!
不機嫌モードMAXになった閻魔大王と八岐大蛇に上から睨み付けられ……体が跳びはねる。
思わず……5歩彼らから後退した。
「ぜってぇ〜ヤダ。なんでアイツも来るんだよ!マジふざけんな……」
「……陸に激しく同感」
……そんなこと言ったって、もうムリなんだけど。
怒りの収まらない大妖怪ふたりに、あたしは重いため息をついた。