地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
これが、閻魔大王と八岐大蛇は不機嫌MAXになった理由。
どうしても、橘くんを招きたくないらしい。
「なんで、アイツも来ることをOKしたんだよ」
イライラした様子の陸が問いかけて来た。
「だって、あの状況でダメだなんて言えないよ。断って、俺って友達じゃないの?って言われたら終わりだよ?」
本当は、あたしも気が進まない。
あまり招き入れたくはないんだけど。
断れないんだもん……。
「……マジ最悪」
陸にそう返すと、会長が小さくつぶやく。
相当お怒りのようだ。
今は、大学の正門に来たところ。
みんなが集まってる。
「蓮、しょうがないじゃない。今日はあの人も一緒で」
クルクルの縦ロールをハーフアップにしたフランス人形のありさちゃんが、会長をなだめた。
そして、彼女は橘くんがいる方へと目を向ける。
あたしも見た。
「へぇ~君が杏樹ちゃんの幼なじみなんだ~?」
えっ……!
おいおいおいおい!
ち、近くないですか?
柚莉に橘くんが話しかけてるんだけど、その距離がかなり近い。
30センチくらいかな?
隣にいる相澤くんの表情が、少し引き攣ってるよ!
彼のあんな顔なんて見たことない。
柚莉なんて、思いっきり顔引き攣ってる。
「……あーちゃん、やっぱり彼は招かなかった方がよかったかもね」
ありさちゃんも、橘くんの行動に引いてた。
「よし、杏樹ちゃん、行こうか!」
まるで、自分の家に行くように、橘くんが言う。
この場にいる全員が重いため息をつく中……空気の読めない彼も連れて、あたしの家にと向かった。
どうしても、橘くんを招きたくないらしい。
「なんで、アイツも来ることをOKしたんだよ」
イライラした様子の陸が問いかけて来た。
「だって、あの状況でダメだなんて言えないよ。断って、俺って友達じゃないの?って言われたら終わりだよ?」
本当は、あたしも気が進まない。
あまり招き入れたくはないんだけど。
断れないんだもん……。
「……マジ最悪」
陸にそう返すと、会長が小さくつぶやく。
相当お怒りのようだ。
今は、大学の正門に来たところ。
みんなが集まってる。
「蓮、しょうがないじゃない。今日はあの人も一緒で」
クルクルの縦ロールをハーフアップにしたフランス人形のありさちゃんが、会長をなだめた。
そして、彼女は橘くんがいる方へと目を向ける。
あたしも見た。
「へぇ~君が杏樹ちゃんの幼なじみなんだ~?」
えっ……!
おいおいおいおい!
ち、近くないですか?
柚莉に橘くんが話しかけてるんだけど、その距離がかなり近い。
30センチくらいかな?
隣にいる相澤くんの表情が、少し引き攣ってるよ!
彼のあんな顔なんて見たことない。
柚莉なんて、思いっきり顔引き攣ってる。
「……あーちゃん、やっぱり彼は招かなかった方がよかったかもね」
ありさちゃんも、橘くんの行動に引いてた。
「よし、杏樹ちゃん、行こうか!」
まるで、自分の家に行くように、橘くんが言う。
この場にいる全員が重いため息をつく中……空気の読めない彼も連れて、あたしの家にと向かった。