地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
そして。
「キャアアア!?杏樹ッ!?」
「は、はい!」
ーーダダダダダダダ!
しっかりとメイク&ヘアセットもした柚莉が、あたしのところに迫ってくる。
な、なにごと?
だけど、その疑問は次の瞬間、解決した。
「その服!どうしたのよ!!“rose”(ローズ)じゃない!!!!」
「へ?ふ、服?」
彼女の口から出てきた言葉に、思わずポカンと口を開ける。
「それショップの限定商品なのよ!?人気で、発売当日に売り切れたのに!」
「あ、やっぱりそうなんだ」
人気読者モデルが言うんだから、この服、そんなに人気なんだ。
あんまりよく知らないけどね。
「どこで買ったの!?」
「……し、知らない……今朝陸に着ろって渡された……」
渡された紙袋の中を見たら、これが入っていたんだもん。
あたしが知るわけないじゃん。
危機迫るような柚莉の質問に答えながら思った。
西国くん、零ちゃん、会長、柚莉。
そして陸とあたし。
繭ちゃんもいるけど、いつものメンバーの6人がいる。
これって、今日……何かあるの?
それに、みんながいるから忘れそうになるけど、ここはTV局の中だ。
まさかのまさか。
……TVとかに出るってこと……ないよね?
いやいやいや。
ないない。
自分の考えを頭を振って否定した。
しかし。その考えが外れてはいなかったのだと知るのです。
悪魔の一言で。
“「杏、12時からTV番組に俺たち6人で出演するから」”
「キャアアア!?杏樹ッ!?」
「は、はい!」
ーーダダダダダダダ!
しっかりとメイク&ヘアセットもした柚莉が、あたしのところに迫ってくる。
な、なにごと?
だけど、その疑問は次の瞬間、解決した。
「その服!どうしたのよ!!“rose”(ローズ)じゃない!!!!」
「へ?ふ、服?」
彼女の口から出てきた言葉に、思わずポカンと口を開ける。
「それショップの限定商品なのよ!?人気で、発売当日に売り切れたのに!」
「あ、やっぱりそうなんだ」
人気読者モデルが言うんだから、この服、そんなに人気なんだ。
あんまりよく知らないけどね。
「どこで買ったの!?」
「……し、知らない……今朝陸に着ろって渡された……」
渡された紙袋の中を見たら、これが入っていたんだもん。
あたしが知るわけないじゃん。
危機迫るような柚莉の質問に答えながら思った。
西国くん、零ちゃん、会長、柚莉。
そして陸とあたし。
繭ちゃんもいるけど、いつものメンバーの6人がいる。
これって、今日……何かあるの?
それに、みんながいるから忘れそうになるけど、ここはTV局の中だ。
まさかのまさか。
……TVとかに出るってこと……ないよね?
いやいやいや。
ないない。
自分の考えを頭を振って否定した。
しかし。その考えが外れてはいなかったのだと知るのです。
悪魔の一言で。
“「杏、12時からTV番組に俺たち6人で出演するから」”