地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
いっつも自信満々なのに。

俺様野郎の陸でさえも、不安にはなるんだ。

いつも大勢の女性にモテモテだけど……ちゃんと、あたしのこと好きでいてくれてるんだよね?



「好き。大好き。1番大好き」


ニコッと微笑んで言った。

あたしだって、陸のこと他の女の子達よりずっと好きだもん。

この気持ちだけは、誰にも負けない。


「足りないなら、まだまだ言ってあげるよ?」


ちゅっ……と、一瞬だけ陸にキスをする。


「……もう一回」

「好き、大好き。陸以外考えられない」

「……まだ……」

さっきと同様に、キスと言葉を繰り返した。



そんな中……。

今日は、ケーキバイキング中止にしようと考える。

いつも以上に、こんな甘えん坊な陸をそのまま放っておけない。

繭ちゃんには、悪いけど……今日は行かないことにしようと決めた。
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