地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
とか、考えていたら、まだアナウンサーからの説明は終わっていなかったらしく。
「そして、全員にファンクラブが存在し、会員数は3000人を超える子もいます!」
と、言い切った。
は? え?
ふぁ、ファンクラブ?
陸、会長、柚莉、零ちゃん、西国くんにあるのは知ってるよ。
大学で、美男美女として有名だし。
でも、あたしにはそんな組織ないもん!
地味子にファンができるとか、ありえないでしょ。
アナウンサーさん間違えちゃっているよ……。
彼女からのカミングアウトに、スタジオ内は騒然。
司会者の人も、ポカンと口を開けてる。
素人なのに、芸能人ばりにファンクラブがあるしね、そりゃ驚くか。
「君たち、本当に素人? どこかの事務所に入っているんじゃないの?」
司会者が、本当に信じられないといった顔で陸たちに尋ねた。
「まさか。僕たちはただの大学生です」
すごく落ち着いた様子で、笑みを浮かべながら返す西国くん。
この落ち着きっぷりからして、普通の18,19歳とは思えないよね。
みんなが、この芸能人に囲まれた中で平然としているのは、家庭環境があるからだと思う。
みんな、少なからずパーティー出席の経験はあるから。
大の大人に囲まれて、ニコニコしていなきゃいけないんだから、慣れているんだよね。
あたしは、あんまり慣れてはいないんだけど。
「そして、全員にファンクラブが存在し、会員数は3000人を超える子もいます!」
と、言い切った。
は? え?
ふぁ、ファンクラブ?
陸、会長、柚莉、零ちゃん、西国くんにあるのは知ってるよ。
大学で、美男美女として有名だし。
でも、あたしにはそんな組織ないもん!
地味子にファンができるとか、ありえないでしょ。
アナウンサーさん間違えちゃっているよ……。
彼女からのカミングアウトに、スタジオ内は騒然。
司会者の人も、ポカンと口を開けてる。
素人なのに、芸能人ばりにファンクラブがあるしね、そりゃ驚くか。
「君たち、本当に素人? どこかの事務所に入っているんじゃないの?」
司会者が、本当に信じられないといった顔で陸たちに尋ねた。
「まさか。僕たちはただの大学生です」
すごく落ち着いた様子で、笑みを浮かべながら返す西国くん。
この落ち着きっぷりからして、普通の18,19歳とは思えないよね。
みんなが、この芸能人に囲まれた中で平然としているのは、家庭環境があるからだと思う。
みんな、少なからずパーティー出席の経験はあるから。
大の大人に囲まれて、ニコニコしていなきゃいけないんだから、慣れているんだよね。
あたしは、あんまり慣れてはいないんだけど。