地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
おいおい、仕事って。
あたしを道連れにするつもりですか?
あの地獄みたいな仕事に??
「帰りは真夜中になるかもしれねーから……繭は、松沢か蓮の家に泊めてもらえ。頼めるか?」
陸がそう問うと、名前を上げられたふたりは頷く。
「繭、今日は誰の家に泊まる?」
会長が聞くと、
「おろちがいい!」
と笑顔で答えた。
繭ちゃんの宿まで決めて、何考えてんの?
というか、そんなに大量なんですか?
仕事って!!
あたしがひとりで色々と考えているうちに、いつの間にか。
「じゃあ、杏樹。また大学でね!」
柚莉たちとバイバイをし……陸に腕を引かれて、人目につかないような場所へと歩いていく。
「ちょっと、陸!?」
話しかけても、ヤツは無視。
さっきの仕返しかね?
それで、あの地獄の仕事をさせようとか思ってる!?
いや、さすがにきついんだけど……。
けど、あたしのことはお構いなしで。
陸はケータイを取り出すと、誰かに電話をかける。
「あ、梶原さん? 至急、迎えに来てもらえますか?」
ヤツは、居場所を伝えると通話を切った。
「あの陸さん……もう」
体が悲鳴を上げていることを伝えようとした瞬間。
「ったく、このバカが。もう我慢しなくていいぞ」
「へ?」
バカ呼ばわりされつつも、突然そんなことを言われたため、ポカンとなる。
あたしを道連れにするつもりですか?
あの地獄みたいな仕事に??
「帰りは真夜中になるかもしれねーから……繭は、松沢か蓮の家に泊めてもらえ。頼めるか?」
陸がそう問うと、名前を上げられたふたりは頷く。
「繭、今日は誰の家に泊まる?」
会長が聞くと、
「おろちがいい!」
と笑顔で答えた。
繭ちゃんの宿まで決めて、何考えてんの?
というか、そんなに大量なんですか?
仕事って!!
あたしがひとりで色々と考えているうちに、いつの間にか。
「じゃあ、杏樹。また大学でね!」
柚莉たちとバイバイをし……陸に腕を引かれて、人目につかないような場所へと歩いていく。
「ちょっと、陸!?」
話しかけても、ヤツは無視。
さっきの仕返しかね?
それで、あの地獄の仕事をさせようとか思ってる!?
いや、さすがにきついんだけど……。
けど、あたしのことはお構いなしで。
陸はケータイを取り出すと、誰かに電話をかける。
「あ、梶原さん? 至急、迎えに来てもらえますか?」
ヤツは、居場所を伝えると通話を切った。
「あの陸さん……もう」
体が悲鳴を上げていることを伝えようとした瞬間。
「ったく、このバカが。もう我慢しなくていいぞ」
「へ?」
バカ呼ばわりされつつも、突然そんなことを言われたため、ポカンとなる。