地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
†代償への理由
目を覚ますと、見慣れない天井だった。
部屋の中にある窓らしきところにはカーテンが引いてあって、光が入って来ない。
たぶん、夜かな?
目をキョロキョロとさせて、ここがどこであるか考えてみる。
そっか、あたし、スタジオ内にいた山姥たちを退治して、ケガした出演者たちを治したんだ。
それで、結構霊力を一気に使っちゃったから、収録の後……気を失ったんだっけ。
あたしが寝ているのは、ベッド。
それも、かなり大きい。
あと3人くらいは余裕で寝られそう。
ベッドのそばには、電気スタンドがあって、そこだけ明かりが点いていた。
他の電気はすべて消してあり、このスタンドの明かりだけが、部屋の中を薄暗く照らしている。
あたしの部屋でも、陸のところでもないもんね……てことは、どこかのホテルの一室かな?
肘に力を入れて起き上がった。
――カサッ……
「あれ?」
衣擦れの音で、自分が着ているものが変わっていることに気付く。
TV局では、ブラウスとスカートだったのに、今は浴衣。
陸が着替えさせてくれたのかな?
ていうか、その陸はどこだろ?
部屋の中を見渡しても見当たらないので、探しに行こうと思った瞬間。
――ガチャ……
部屋の入り口のドアが開く音がした。
誰か来た?
部屋の中にある窓らしきところにはカーテンが引いてあって、光が入って来ない。
たぶん、夜かな?
目をキョロキョロとさせて、ここがどこであるか考えてみる。
そっか、あたし、スタジオ内にいた山姥たちを退治して、ケガした出演者たちを治したんだ。
それで、結構霊力を一気に使っちゃったから、収録の後……気を失ったんだっけ。
あたしが寝ているのは、ベッド。
それも、かなり大きい。
あと3人くらいは余裕で寝られそう。
ベッドのそばには、電気スタンドがあって、そこだけ明かりが点いていた。
他の電気はすべて消してあり、このスタンドの明かりだけが、部屋の中を薄暗く照らしている。
あたしの部屋でも、陸のところでもないもんね……てことは、どこかのホテルの一室かな?
肘に力を入れて起き上がった。
――カサッ……
「あれ?」
衣擦れの音で、自分が着ているものが変わっていることに気付く。
TV局では、ブラウスとスカートだったのに、今は浴衣。
陸が着替えさせてくれたのかな?
ていうか、その陸はどこだろ?
部屋の中を見渡しても見当たらないので、探しに行こうと思った瞬間。
――ガチャ……
部屋の入り口のドアが開く音がした。
誰か来た?