地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
蓮にこれらのことを話し終える。
今日ここに呼び出したのは、知恵を借りるため。
蓮とは……入学式の時から、お互いにつるむようになった。
コイツは法学部で、学部内にいる女たちに毎日囲まれているらしい。
女ギライだから、怒鳴り散らしてるみたいだが……寄ってくる女たちが途切れることはない。
ある意味……俺達は似てるから、一緒にいることが多くなったのかもしれない。
すると、蓮が口を開いた。
「陸……確認するが、ファンクラブが出来たこと。狙われてることを杏樹は……」
「気付いてるわけねぇだろ……」
「……だよな」
ハァ……とふたりでデカイため息をつく。
杏本人は、自分のファンクラブがあることも、色んな意味で狙われてることも知らない。
というか。
言ったって、「この地味子にファンクラブがあるわけないじゃん!」と信じるわけがない。
今日ここに呼び出したのは、知恵を借りるため。
蓮とは……入学式の時から、お互いにつるむようになった。
コイツは法学部で、学部内にいる女たちに毎日囲まれているらしい。
女ギライだから、怒鳴り散らしてるみたいだが……寄ってくる女たちが途切れることはない。
ある意味……俺達は似てるから、一緒にいることが多くなったのかもしれない。
すると、蓮が口を開いた。
「陸……確認するが、ファンクラブが出来たこと。狙われてることを杏樹は……」
「気付いてるわけねぇだろ……」
「……だよな」
ハァ……とふたりでデカイため息をつく。
杏本人は、自分のファンクラブがあることも、色んな意味で狙われてることも知らない。
というか。
言ったって、「この地味子にファンクラブがあるわけないじゃん!」と信じるわけがない。