地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
今日は、会長の病室に、みんなを呼んである。
どうして病院かというと、まだ彼らが退院していなくて、あたしの家だと、集合が困難だから。
目的は、もちろん……預かっていた品を返すため。
あと、京都土産の八つ橋を渡すためでもある。
電車に乗って、目的地近くの駅で降り、大きな総合病院に入った。
看護師さんに挨拶をしながら、会長の病室を目指す。
「着いた~」
病室の扉の横の壁に、高瀬蓮と書かれた名前のプレートを確認して、ノックした。
――コンコン
「はい」
会長の低い声が聞こえて、スライド式のドアを開ける。
「会長~?」
何も考えずに開けたのに。
病室の中には、驚きの人物がいた。
「えっ……」
その人は、あたしと目がばっちりと合い、お互いに体が固まる。
「は?」
病室の中にいた、会長以外の人物を見て、陸も変な声を上げた。
それくらい、ここにいるのが不思議な人物だったんだ。
だって……だって……だって!!!!
「お、女の子がいる!!!!」
大の女嫌いの会長の病室に、女の子がいたから。
そして、それだけではなかったのです。
その女の子っていうのが……。
「ち、茅那(ちな)ちゃん!?」
国民的アイドルグループ、BKN48の人気№1メンバー、茅那ちゃんだったから。
どうして病院かというと、まだ彼らが退院していなくて、あたしの家だと、集合が困難だから。
目的は、もちろん……預かっていた品を返すため。
あと、京都土産の八つ橋を渡すためでもある。
電車に乗って、目的地近くの駅で降り、大きな総合病院に入った。
看護師さんに挨拶をしながら、会長の病室を目指す。
「着いた~」
病室の扉の横の壁に、高瀬蓮と書かれた名前のプレートを確認して、ノックした。
――コンコン
「はい」
会長の低い声が聞こえて、スライド式のドアを開ける。
「会長~?」
何も考えずに開けたのに。
病室の中には、驚きの人物がいた。
「えっ……」
その人は、あたしと目がばっちりと合い、お互いに体が固まる。
「は?」
病室の中にいた、会長以外の人物を見て、陸も変な声を上げた。
それくらい、ここにいるのが不思議な人物だったんだ。
だって……だって……だって!!!!
「お、女の子がいる!!!!」
大の女嫌いの会長の病室に、女の子がいたから。
そして、それだけではなかったのです。
その女の子っていうのが……。
「ち、茅那(ちな)ちゃん!?」
国民的アイドルグループ、BKN48の人気№1メンバー、茅那ちゃんだったから。