地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
――ガタンッ……
すぐに女を引きはがし、教室の壁に叩きつける。
頭おかしいのか、この女。
「何するの?」
ネコを被ったまま、怒りを抑えた口調で問いかけた。
しかし。
「なにって、キスだよ?」
ニッコリと笑う女は、悪びれたりもしない。
お前、彼氏いるだろーが。
「冗談でもこんなことしない方がいいよ、彼氏が悲しむよ?」
女と少し距離をとった。
すると……コイツは驚くことを口にする。
「え~? だってアイツ、キスもエッチも下手なんだよね。物足りないの。ねえ陸くん、あたしとエッチしよう?」
――ギュッ
本性を見せた女が、再び俺に抱き着いた。
その制服は、着崩され……胸元が見えている。
ありえない。
俺に、友達を裏切れと言うのか?
「ムリ。そんな風に見れないし、ヤろうとも思わない」
女は体から引きはがし、空き教室から出ようとした。
「え? ダメ??」
断られるとは考えていなかったのか、女はビックリというような表情。
だが、すぐにフッと笑うと、再び俺に近づき、俺の手をとると、自分の胸元へと誘導する。
「ねぇ、あたしが今の彼氏と付き合った理由、教えてあげようか?」
「は?」
「陸くんと、こういう関係になるためだよ? それ以外、アイツに価値ないもの」
そう言う女が悪魔に見えた。
すぐに女を引きはがし、教室の壁に叩きつける。
頭おかしいのか、この女。
「何するの?」
ネコを被ったまま、怒りを抑えた口調で問いかけた。
しかし。
「なにって、キスだよ?」
ニッコリと笑う女は、悪びれたりもしない。
お前、彼氏いるだろーが。
「冗談でもこんなことしない方がいいよ、彼氏が悲しむよ?」
女と少し距離をとった。
すると……コイツは驚くことを口にする。
「え~? だってアイツ、キスもエッチも下手なんだよね。物足りないの。ねえ陸くん、あたしとエッチしよう?」
――ギュッ
本性を見せた女が、再び俺に抱き着いた。
その制服は、着崩され……胸元が見えている。
ありえない。
俺に、友達を裏切れと言うのか?
「ムリ。そんな風に見れないし、ヤろうとも思わない」
女は体から引きはがし、空き教室から出ようとした。
「え? ダメ??」
断られるとは考えていなかったのか、女はビックリというような表情。
だが、すぐにフッと笑うと、再び俺に近づき、俺の手をとると、自分の胸元へと誘導する。
「ねぇ、あたしが今の彼氏と付き合った理由、教えてあげようか?」
「は?」
「陸くんと、こういう関係になるためだよ? それ以外、アイツに価値ないもの」
そう言う女が悪魔に見えた。