地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
*第九章*
†夕暮れの誘拐魔
ガヤガヤと騒がしいカフェテリア内。
「退院~退院~♪」
ルンルン気分で歌っているのは、零ちゃん。
彼女がご機嫌なのは、本日、彼氏である西国くんが退院するから。
えっと、約3週間ほどの入院期間。
ようやく終わるんだ。
それに、彼だけじゃなくて、会長や相澤くんも退院するんだよ。
会長たちの退院を待ち望んでいた零ちゃんは、今日はテストがあったというのに、そんなことも感じさせないくらい笑顔。
「予定の時間は、何時だっけ?」
アイスティーの氷をストローでクルクルと回しながら、彼女に聞く。
「2時!」
あたしの向かい側に座っている零ちゃんが、元気よく答えた。
彼女はアイスコーヒーを飲んでいる。
自分の腕時計を見ると、ただ今の時刻は12時。
予定の時間までは、あと2時間あった。
ご飯食べて、病院に向かえば……ちょうどいい時間になるかな?
「何か注文してこようか?」
あたしが考えていたら、先に零ちゃんから提案される。
「あー……でも、陸来てないし……」
あまり乗り気ではない感じで返した。
そう、実は。
あのストーカーから、陸の過去の女性たちの写真が送られてきて、3日目の今日。
このカフェテリア内にいる理由は、陸と待ち合わせをしているためなんです。
会長たちの退院日だから、みんなで病院に行こうって話していたの。
「退院~退院~♪」
ルンルン気分で歌っているのは、零ちゃん。
彼女がご機嫌なのは、本日、彼氏である西国くんが退院するから。
えっと、約3週間ほどの入院期間。
ようやく終わるんだ。
それに、彼だけじゃなくて、会長や相澤くんも退院するんだよ。
会長たちの退院を待ち望んでいた零ちゃんは、今日はテストがあったというのに、そんなことも感じさせないくらい笑顔。
「予定の時間は、何時だっけ?」
アイスティーの氷をストローでクルクルと回しながら、彼女に聞く。
「2時!」
あたしの向かい側に座っている零ちゃんが、元気よく答えた。
彼女はアイスコーヒーを飲んでいる。
自分の腕時計を見ると、ただ今の時刻は12時。
予定の時間までは、あと2時間あった。
ご飯食べて、病院に向かえば……ちょうどいい時間になるかな?
「何か注文してこようか?」
あたしが考えていたら、先に零ちゃんから提案される。
「あー……でも、陸来てないし……」
あまり乗り気ではない感じで返した。
そう、実は。
あのストーカーから、陸の過去の女性たちの写真が送られてきて、3日目の今日。
このカフェテリア内にいる理由は、陸と待ち合わせをしているためなんです。
会長たちの退院日だから、みんなで病院に行こうって話していたの。