地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
†すべての犯人
**************
――カシャン
金属の擦れあう音が聞こえる。
男は、シルバーの鎖を杏樹の手足首に巻きつけた。
「さぁ、そろそろ杏樹が起きる頃だね」
そう言いつつ、彼女の口にガムテープを張る。
「杏樹とキスできないのは悲しいけど……俺の正体をしゃべられたら……すべてがダメになるし、ごめんね?」
そう告げて、ガムテープの上からキスをした。
それからしばらくして。
「んっ……?」
長い間、睡眠薬で眠らされていた杏樹が目を覚ます。
パチパチと瞬きを繰り返して、目を明るい視界に慣れさせた。
そして、少し離れたところにいる人物の顔を見る。
男は、顔を隠してはおらず、杏樹に素顔を見せていた。
「~~~~!!」
口をガムテープでふさがれているので、声は出せない。
それでも、杏樹は目の前にいた人物の名前を叫んだ。
そう、ストーカーは……彼女も知る人物だった。
――カシャン
金属の擦れあう音が聞こえる。
男は、シルバーの鎖を杏樹の手足首に巻きつけた。
「さぁ、そろそろ杏樹が起きる頃だね」
そう言いつつ、彼女の口にガムテープを張る。
「杏樹とキスできないのは悲しいけど……俺の正体をしゃべられたら……すべてがダメになるし、ごめんね?」
そう告げて、ガムテープの上からキスをした。
それからしばらくして。
「んっ……?」
長い間、睡眠薬で眠らされていた杏樹が目を覚ます。
パチパチと瞬きを繰り返して、目を明るい視界に慣れさせた。
そして、少し離れたところにいる人物の顔を見る。
男は、顔を隠してはおらず、杏樹に素顔を見せていた。
「~~~~!!」
口をガムテープでふさがれているので、声は出せない。
それでも、杏樹は目の前にいた人物の名前を叫んだ。
そう、ストーカーは……彼女も知る人物だった。