地味子の秘密 其の五 VS闇黒のストーカー
ここ3週間程触れてなかったから、我慢なんてムリ。

つーか……かなり我慢してたし!


杏ちゃん……いただきます。


心の中で手を合わせ、片手で杏の胸を服の上から触った。


「……っん……!」


ピクリと体が反応する。

あ――久しぶりの感触……。

もう止まらねぇ……。


深いキスをしたまま、杏の服の中に手を滑り込ませた。



その瞬間。





──ブーッ……ブーッ……!




何かが、杏の鞄から震え出す。



「……携帯か?」


思わぬ邪魔に、手の動きが止まった。


「……電話だ……」


マナーモードにしていた携帯が鳴り出したことで、杏の意識が覚醒する。

ムクッと起き上がると、俺の手を服の中から引っ張り出し……携帯を鞄から取り出した。

そのまま、通話ボタンを押す。
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