TITOSE
「おっとう!」

子供が、千歳を囲む。

百合子と千歳は結婚し、子供を三人生んだのだ。

長女は、美代。
次女は、夏。
長男は、名前を出していなかった夏の弟の秋。

「…あ、こらっ!ダメでしょ、夏っ」

千歳は、美代と共に悲しみを超え、百合子に出会った。

『運命』だったのかもしれない。

千歳と百合子が結ばれるのは。

赤い櫛で繋がった二人は、いつまでもいつまでも笑顔で過ごすであろう。

【END】
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