皇塔学園☆帰宅部
……


うん。


千砂さん…ウルトラ美少女。


やっぱり帰宅部凄いなって見直したよ。


「こんにちは。おれですよ」


一応礼儀はきちんとしないとな。


「そうか。美南、お前は教室に戻ってていいぞ?授業遅れるからな」


「あ、はぁい。じゃあゆうくんあとでね?」


「おう」


……ミィちゃん行っちゃったよ。


それより授業遅れるって…おれ、転入初日からやらかすのか?


「さて…遊、お前は正直に入部届を書いたようだな。嘘なんて書いたら殺すしな!」


心底正直に書いてよかったよ。


千砂さんの悪魔ワードがなんか本当に実行されそうでね。


「それで、おれは入部オッケーですか?」


「あぁ。学力も相当らしいしなかなかイイ人材だ。認めるよ」


「ありがとうございます。では放課後にまた部室に来るのでまた話しましょう」


なぜこんなに会話がスムーズかつ要点をついているかって?


授業に遅れるわけにはいかないんだ!!!


転入早々こんな失態さらしてたまるかって。


「ダメだ」


え?


何だか…


「授業はサボっていい。私の話相手になってくれ」


なんて素敵…いや悪魔ワード?


サボるだと?


「無理です!!転入早々失態さらしてたまりますか!!」


「ならば…入部の件は白紙にさせてもらう」


…脅しですか?脅しですか?


こんなことして許されるんですか?


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