皇塔学園☆帰宅部


…千砂さんの後からまた見知らぬ…ん?


「あっ」


おれは無意識に言葉が出た。


「ああっ!!」


相手…恐らくれもんさんも気づいたようだ。


お互いどこかで会ったことあります。


「以前…どこかで会っていませんか?」


記憶を検索してもなかなか思い出せないので、おれは先手をとる。


他の部員…千砂さん、ミィちゃん、くうちゃんは不思議そうな顔をしている。


「あ、とりあえず私は希熙(キイ)れもんだから、よろしくね?ゆうくん?」


…多分千砂さんに聞いていたのだろう。


「はい、竹中遊です。れもんさん、よろしくお願いします」


で…いつ会ったんだ?


ダメだ思い出せない…


この美少女との出会いを忘れてしまうほどおれの脳はダメダメなのか?


黄色い髪…で、おだんご。


身長は千砂さんと同じくらい。


体型だけは…スラッとしている。


胸は…大きいわけではないです。


でも…あああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!








思い出せない。


< 16 / 58 >

この作品をシェア

pagetop