皇塔学園☆帰宅部
帰宅部☆温泉旅行

かくして金曜日。


「荷物多すぎなんだよぉぉぉぉぉぉおおおおお!!!!!!!!!!」


一人で家にて絶叫しています。


いや、本当に荷物多くて…はぁ。


おれは巨大な荷物を持って学校へ向かう。


一人暮らしのおれの朝はキツイ。


ただ個人的に朝に弱いだけなんだけどね。


ちなみに割のいいバイトを夜中までやってるから尚更…


あ、怪しいバイトじゃないよ!!!


工事現場にいたり、その他もろもろ…





………


学校。


いい感じに視線を感じる。


共学になったとはいえ男子は少ないし、なにしろ登校するにはありえない荷物ですから。


「はぁ…」


ため息ため息ため息ため息ため息。


仕方がない。


本当にいきなりなんだ。


これは大好物のハンバーグの中が大嫌いなピーマンだらけのカオスハンバーグを食べなければならない子供の気持ちに似ているだろう。


「ゆうくーん!」


「ミィちゃん、おはよっ」


「おはよっ。はぁ…」


ミィちゃんまでため息。


理由は言うまでもない。


いきなりの旅行とありえない量の荷物。


「さすがにビックリだよ…」


ミィちゃん頑張れ。


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