皇塔学園☆帰宅部

そしてなんと旅行先の温泉……千砂さんのコネがあるのか金曜日から月曜日まで宿泊して飯までついて…


なんと





なんと











なんとなんと!!!!!











4500円。


「スゴイ安いよね?」


これにはさすがのミィちゃんも…いや千砂さん以外のみんなは衝撃を受けるだろう。


「破格にもほどがあるよね…はぁ」


また、ため息。


おれもため息ばっかで幸せ逃げていくんじゃないかな…


それはないか。


この皇塔学園帰宅部に入部して生活できる時点で幸せだなあ。





………


………………


今日の授業のいじられっぷりは半端なかった。


数学は昨日同様、英語、国語まで…


「はぁ」


疲れた。


しかし今は放課後。


これから唐突な温泉旅行!


「ゆうくん?部室に行こうっ」


「おう」


かくしてミィちゃんと部室へ向かう。


廊下でくうちゃんとも合流して3人で向かった。


『こんにちは』


帰宅部本部へ着いた。


「始めまして!」


ん?


見知らぬ美少女…って…








れもんさんに似てる。


もしや…


ってほぼ確実なんだけど


「れもんさんの妹かな?」


おれは質問する。


黄色い髪。


れもんさんはおだんご1つだが、彼女はおだんご2つ。


身長はミィちゃんと同じくらい。


体型は…うん、ミィちゃんみたいな感じ。


「はいっ。希熙みかんです」


予想通りです。


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