皇塔学園☆帰宅部
~温泉旅行:金曜~
おれたちは破格の宿泊代4500円を先払いして、部屋へ案内される。
「こちらでございます。では、ごゆっくりどうぞ」
今更ですが…この宿…雑誌で見たことがある。
一泊10500円だったような…
いや!
気にしないでおこう。
「じゃあ入ろう」
みんなが千砂さんに続いて部屋に入る。
「んー…千砂さん?」
「なんだ?」
「いやー…疑問があります」
「これだけ広い部屋だ。何かあるのか?」
本当に気にしてないのか…わざとなのか…
他のミィちゃん達も特に気になることがある様子ではない。
「あのですね…女の子と一緒の部屋で男が寝たら、ダメじゃないですか?」
当たり前のことだ。
もはや超不純異性交遊のレベルじゃないか?
男1×女5だよ。
明らかに許されざるべきものだろうう!!!!!!!!!!!!!!!
「問題ない。なぁ?みんなー」
『はーい!!』
「えっ」
「つまりだ。信頼関係も大切なんだ。遊に関しては問題はない。この女子メンバーの総意だよ?安心しろ」
「あ…はい。なんだか感動しちゃいそうでした」
信頼関係。
いい言葉だよな。
そんなわけで一瞬でおれの疑問は解決された。
あとは今日から温泉旅行を楽しむだけだ!!!!!