皇塔学園☆帰宅部
楽しむといっても今はもう夜7時を過ぎている。
今日は温泉入って部屋でダラダラして終わりかな。
「んじゃ、おれ先に温泉入ってきますね?」
巨大荷物の中をおれは素晴らしい程に整理しておいた。
一瞬で必要なものを取り出し部屋を出た。
正直、部屋は別々の方がよかったかもしれない。
さっきは納得したが、信頼関係以前に…はぁぁ。
とりあえず温泉で疲れを癒そう。
おれは究極の癒しの場である温泉へ一直線。
脱衣所には…見た限り人はいない。
「貸し切り状態…やっふうううううううう!!!!!!!!!!!!!!!!!」
さっさと服を脱ぎ捨て、温泉へ入った。
「ふぅ…」
かなり気持ちいい。
疲れきっていたせいか最高に幸せな気分になる。
千砂さんたちも同じ気分なんだろうな。
なんていうか…この幸せな気分は言葉には表せられない。
「はふぅふ~」
いやー極楽だあ。
「……ん?」
おれの目線の先には露天風呂への扉。
「行くしかない」
極楽に溺れている体をどうにか動かし露天風呂へ。
「涼しい…ふうー」
ちょうどいい風が吹き付ける。
「極楽極楽最高だああぁー…」
露天風呂なんて久々だが、本当に気持ちいい。
うーん…
『……んなよ!…』
『…お…きい……』
『だから……め…よ!』