サクラ

「失礼します。」

私の声が校長室に響いた。

中には校長先生と教頭先生、それから見覚えのないスーツをきた若い男の人。

この人が多分教育実習生。

後ろ姿で顔は見えないけれどそうとう若い。

「安藤さん、待ってましたよ。」

校長先生がいつもの優しい笑顔で言った。

私は軽く会釈をし、校長先生の前まで行った。

すると校長先生が話し始めた。




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