サクラ
第一章 再会
優等生
「明日新しい教育実習生がくるらしいよ。」
私の学校は今日1日その話で持ちきりだった。
明日教育実習生が来る。ただそれだけなのに。
私は安藤美沙、この一条学院大学付属高等学校の生徒会長。
今年は一条学院大学の医学部の受験を控えた大事な年だ。
だから1秒でも勉強につかいたい。
なのに教育実習生なんて来たらどうせまた私が校内案内とかしなくて面倒だ。
教育実習生なんて面倒…………。