サクラ

彼の家に向かう途中、彼と他の女の子が歩いているのが見えた。

私よりも数倍明るくて可愛い子。

「彼女はほっといてい~の??」

その女の子の言葉に一瞬ドキンとした…。

でも

「い~の♪あんな奴しらねぇよ。身体目当てだったのにさぁやらしてくれないし??高校別れたし捨てちゃえみたいなぁ~♪」

その言葉を聞いて私はその場から逃げ出した。

泣きながらたくさん泣きながら。

そして心に決めたんだ。

男なんて信用しない。恋なんてしない。って

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