バケバケ
「でも、ホントにチビ灰音はどこ行っちゃったんだろう。」
「私がいればいつでもコンタクト取れるし大丈夫よぅ。」
「そうだね。」
「えぇっ!?」
そうだ。
今はこの花一匁が大事。
犠牲者が出る前に早く犯人を見つけなきゃ。
ごめん、灰音!!
―勝って嬉しい花一匁!
負けーて悔しい花一匁!
チームは幼い私とチビッコシイが別れ、私のチームは私と男の子二人と女の子一人と三好先生、シイのチームはチビッコシイ、男の子と女の子一人ずつ、タイキくん、セイラちゃん。
5対5でゲームは始まった。
あの子が欲しい!
あの子じゃわからん!
この子が欲しい!
この子じゃわからん!
相談しましょ!
そうしましょ!
相談が始まった。
―「ハイネ、チビ洋子に何か指示を出した方がいいかしら?」
「いや、様子を見よう。この花一匁のメンバーの中にバケバケが混ざってる可能性が高い。」