バケバケ


…するとバケバケは…




―ザァァ



突然降りだす雨。


園児たちはみんな校舎の中に戻っていった。


勝った3人は幼い私と三好先生と男の子…。




―「バケバケはタイキだ。あいつ…一回も指名されてない。」


「灰音、これからどうするの?」


「…そうだな…とりあえず、花一匁で勝ったヤツはバケバコの中に行く。チビ洋子にはバケバコに入る直前のところまで行ってもらう。」


「分身が傷ついたらこっちの洋子も傷つくんだぞ!?…危険だろ!!」


「大丈夫。直前で本体の方の洋子に戻そう。」


「…わかった。」


「それじゃあ、俺とシイはとりあえずチビたちと合流して中に戻す。洋子は俺たちに付いて愛空に行く。エレジーはモニターでチビ洋子の動きを管理。…OK?」

「おっけー!」


「了解よぅ。」


「…じゃあ、行くか!!」



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