バケバケ

4.コーヒー牛乳




4.コーヒー牛乳





なんでこんなことに…


メガネを外して脱いだものを入れたカゴの横に置いた。


まぁ洋子も嫌そうではなかったし別にいいけど。


ギンのやつ…


たぶん友達が出来て嬉しかったんだろうな。






浴場のガラスの扉を開ける。


湯気が辺り一面に立ち込めていた。


ガラスの扉を閉め、すぐ左に重ねて置いてある桶を取り、奥に入った。


今日は空いてるな…


貸し切りか?


備え付けのシャンプーで髪を洗う。


シャンプーを泡立てながら、俺は後ろからする声に気がついた。


貸し切りじゃなかったか。






「止めようよ!怒られるよ!」


「……そうだ。…止めておけ。」


「なんだよ、怒られるの怖がってるようじゃまだまだだな。俺はやるぞ!」


…先客がなにやら悪いことを企んでいるようだ。


「ここにさ、小さい穴があるんだよ。ここからなんと!女湯が覗けるんだ!」


…覗きかよ。




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