猫殿さまのお嫁さん
















「ぎゃー!」











天井に穴あいとる!

すると男の前に大勢の猫が囲い




尻尾が金色で


一番エラソーな


ふさふさで二本足の


猫が

「おめでとうございまあす。あなた様のお世話をいたしまする猫御(ねこみ)
…」


「天井」


ウチは怒りに震えて猫御を

つかんだ。


「火薬が多すぎましたんで…あひ」



頭を抱えて座りこんだ


ウチはいきなり、


あの男に


お姫様抱っこ


された。



「…ちょっ…やだ!おろしてよ!」



ウチは嫌いな奴には


とことん冷たいからな。



「そなたは今日から俺の妻だ。殿と呼べ。さっきは無礼な真似をしおったな」



「は!?意味わかんない!」



よし


母秘伝の護身術!



くらえ!



パンチと蹴り。



殿様ふっとんだぜー(笑)



しかし髪型はイマドキぽいし


ちょんまげちゃうし


へんな殿様。


「殿ー!」


痛かった?




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