猫殿さまのお嫁さん



「九の介が俺達を城に招きたいといっている。共にいかぬか」




ウチはあのときのこと


忘れてないぞっ



「いえ…あの…わ、わたくしはいいです」



「でも九の介は俺の友達だ。断るわけにもいかぬ。一緒に行ってはくれぬか」


“理介さまのいうことは絶対です!”


教育ババア猫の



言葉が…



“あなたはお姫様なんですよ!”




「は…………い」



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