猫殿さまのお嫁さん
九の介にびびりまくり
だったけど
九の介は普通ににこやかだった。
夜の宴会で――。
「いいよな。理介は…」
酒に半分酔い気味の九の介。
「ん?」
理介は酒強し。
全く酔わない。
「夢羽ちゃんのような美人を嫁にできるなんて」
食べてた刺身を
吹き出しそうになった。
「ふん」
九の介もじっとみると超イケメンなんだよね。
黒髪がちょい長くてさあ…
「なあ夢羽ちゃん」
デレッとしてる。
酒くさーい。
やっぱり嫌だわ。
こーゆーやつ。