猫殿さまのお嫁さん



九の介にびびりまくり


だったけど


九の介は普通ににこやかだった。





夜の宴会で――。


「いいよな。理介は…」


酒に半分酔い気味の九の介。


「ん?」


理介は酒強し。


全く酔わない。



「夢羽ちゃんのような美人を嫁にできるなんて」



食べてた刺身を
吹き出しそうになった。


「ふん」



九の介もじっとみると超イケメンなんだよね。



黒髪がちょい長くてさあ…


「なあ夢羽ちゃん」



デレッとしてる。


酒くさーい。



やっぱり嫌だわ。



こーゆーやつ。



< 44 / 125 >

この作品をシェア

pagetop