猫殿さまのお嫁さん
「理介のこと…好きなのか?」
いきなり真剣な顔できかれた。
「え…あ…よくわからない」
にやっと笑っていった。
「俺を愛させるぞ…」
すると肩をぐいっと
つかまれて理介の胸に引き寄せられた。
「何をいっている…九の介。夢羽に手出しをすればそなたとはいえど、俺は許さぬ」
手が理介は小刻みに震えている。
理介は気性が荒いから
キレたらやばいと思って
つい理介の手をそっと握った。
「理介。そんな本気にならないでよ。九の介さんだってふざけただけだよ」