猫殿さまのお嫁さん
次の日の気持ちのよい朝。
朝ご飯のとき、中の介もいた。
「夢羽に話したよ」
「やっぱりな…お前いいたそうだった…」
理介は少し笑った。
「でも、僕はちゃんと夢羽に告白した。ちゃんとふられたよ」
九の介は首をすくめる。
「夢羽…」
「中の介…」
「何十年も待って結果はつらいけど、理介となら幸せになれるよ。こいつは人情あつい武将だからな…だけど俺だって夢羽が大好きだったよ…」
二人はにこっと笑ってくるた。
「お前ら…」
「婚儀にはよべよ!じゃなけりゃ夢羽はもらう!」
九の介はいった。
「夢羽をこすいい女みつけなきゃ夢羽はこの中の介さまのもんだ!」
昔がそのまま帰ってきたみたい…
何十年も待っててくれてありがとう。
これからはみんなと生きる。
理介から離れないぞっ(笑)