猫殿さまのお嫁さん



そんなことがあったんだ。


自分がいない間、自分のせいで……



私が俯いたら


理介は私のあごに手をかけて顔を上向かせた。




「そなたは俺が守る。それに今日は婚儀だ。そんな沈んだ顔をするな」



「うん!」






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