猫殿さまのお嫁さん

婚礼の夜




今夜…私は…



白い寝間着をきて



召し使いに部屋に案内される。



廊下を一歩ずつ歩く。



「さぶ…」



すると庭にふわりと



灯りが……



「あ…ほたる」



「ほたるも姫様を祝っているんですわ」




召し使いはにっこり笑った。



部屋に入り理介をまつ。



心臓がはりさけそう…



私、理介と…



今夜…



結ばれる…



「お世継ぎ」



を産めるかなあ…


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