君と僕の約束
――智美side――

今日は学校。


和『智美おはよ』

智『はよ』

先生『はい、きりーつ!
え~今日は転校生が来てます。
入っていいぞ~。』

ザワザワザワ

翔『あ。え~と。
今日からお世話になります
桜井翔です。』

和『翔!!!!』

翔『お~ニノ!♪』

先生『なんだ。知り合いか?』

和『え。まぁ…』


和也と転校生は知り合いなんだ~
後で聞こ~っと。

そして休み時間。

智『和な…』

心『二宮くん!!
まさかの知り合い~??』

和『そう。
まさかの知り合い~♪』



最近のあたしの悩み。
和也はあたしといるより
心といる方が
和也らしいって言うか…
あたしといるとき
全然あたしの目見ないし
ふざけた冗談言わないし
そのぉ……。
いわゆるヤキモチってやつ?

あたし気がつけば
いっつも和也のことばっかり
考えてる気がするな。

和『智美?
ぼーっとしてどしたのよ?』

智『別に』

あたしは教室を出た。
なんか今は和也を
見たくなかった。
てか見れなかった。
だからほんとは走って
その場を逃げたしたかった。
でもそうしたら
みんなが心配するから
あたしは冷静を装って
ゆっくり歩いて教室を出た。

キーンコーンカーンコーン

休み時間が終わったみたい。

智『はぁ~』

ため息出ちゃうよ。
こんなときはなぜか
屋上に行きたくなる。

ギィ
ここの扉は重たい。
でもその扉を開けたら
すごく気持ちいい風が
あたしを包んでくれる。


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