君と僕の約束
――智美side――

もお晩ごはんを食べて
お風呂も入って10時。
あたしはロビーで一人で
ジュースを飲んでいた。

和『智美?』

智『あ。』

和『なにしてんの?』

智『別に~』

和『会いたかった?』

智『うん。』

そう言うと和也は
抱き締めてくれた。


すると向こうから
足音が聞こえて来る。

和『先生かも!』

そう言うとあたしを
引っ張って和也の部屋に入った。

案の定あの足音は
先生のだったらしく
向かいの部屋の扉が
バタンとしまった。

和『セーフ♪』

智『ふふ(ニコッ)』

和『!!/////』

智『ん?』

和『いい匂い…』

そう言ってまた
あたしを抱きしめる。
首もとに顔をうめて

和『智美の匂い…』

智『和也?』

和『なに?』

智『好き。』

あたしたちはキスをする。

熱い甘いキスを。

そしてあたしたちは
この日ひとつになった。


朝。

智『うぅ』

和『ふぁ~おはよ♪』

智『おはよ』

和『今何時?って!
8時!?』

智『あ。』

和『先生来るぞ!
ヤバイなぁ!早く
服着なきゃ!!』

バタン!!

先生『二宮起きろ~!…て』

先生和智『………………』

先生『お前たちは
修学旅行で何してる~!!』




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