くるくるまわる
*教室*




「よ~し!折登は千波の隣だな!千波!!手を挙げてくれ!」

うぇ!?わ、私の隣!?

た、たしかに私の隣は空席だけどぉ…それはないんじゃない!?

わ、こっちきてる!

「よ、よろしく!折登君…。」

「…。」

折登君は私の顔を黙って見つめてる。あ、けっこーイケメン。

「ふんっ。」

ぷいっ。

そんな効果音が付きそうなほど顔をそらされた。

「なぁっ!!」

なんなのぉ!?私、あの人に何かしたぁ!?

「(…きっと、勘で良からぬことを考えてるって察知したのね。ナイス!折登君!!)」
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