リセット~彼女が死んで彼女が現れる~
乱入してきた男に頭を頬ずりされ、綾香は困って固まっていた。
「お前…っなにやってんだ!?」
俺は慌てて乱入してきた男から綾香を引き離す。
「東~、お前も相変わらず綾香ちゃんには甘いな。」
「なんで俺の名前を知って…。」
乱入してきた男は俺に腕を掴まれた状態で、呆れたようにため息をつく。
俺はなぜ男が、俺を知っているのか解らなかった。
「お前もしかして俺のこと覚えてないの?」
俺の様子を見ていた男が俺に聞く。
「覚えてないって…?」
俺はしばらく考えた。
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